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ストーリー

国際刑事裁判所(ICC)による賠償

ICCは、中核犯罪を裁く、国際機関ですが、訴追と処罰だけでなく、被害者への賠償も行っています。このページではICCによる賠償制度について説明しています。

2つの賠償任務

ICCは、被害者信託基金(TFV)を設置しています。TFVの任務には、有罪が宣告された者に対して出た賠償命令を履行するための「賠償任務」と、ICCが捜査している事態に対して、認定されたかに関わらず、広く支援を行う「一般支援任務」があります。

賠償任務

賠償の裁定額の個別の支払いは有罪判決を受けた者から直接に行われますが、集団に対して支払われるのが適切な場合等には、裁定額を基金に供託又は基金を通じて支払うことができます。

これまでに、4件の賠償命令が出されています。

​裁判部の命令に沿って、TFVが賠償計画をたてます。

一般支援任務

任意拠出金や締約国会議により配分される「その他の資産」を使って、ICCが管轄権を行使している事態について、刑事裁判に参加している被害者に限定されない広い範囲の被害者及びその家族に対して、物理的・心理的リハビリテーションや物的支援など、被害者の生活と人間性の回復を支援するプロジェクトを実施します。一般支援任務は、犯罪の被害者や影響を受けた人々に対する行政的な補償を行うものとして理解することができます。

被害者信託基金(TFV)

TFV事務局では28名のスタッフが働いています

​2024年1月現在、一般支援任務を行っているのは、中央アフリカ、コンゴ民主共和国、ウガンダです。

​国家や企業からの寄付が多いですが、個人も寄付することができます。

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