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Transformative Justice
-変革的正義-

​国際刑事司法と当事者をつなぐ、コミュニケーションをデザインする。

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「変革的正義」研究

変革的正義に関する国際法学者と人類学者による学際的な共同研究を紹介するサイトです。国際刑事裁判所の賠償を中心に、賠償命令の分析やアウトリーチ活動の検証を行い、より効果的なコミュニケーションデザインを模索しています。

中核犯罪の被害コミュニティにおける和解や癒しに対する効果において、修復的正義や移行期正義の概念の限界が指摘されてきました。すなわち、地元の社会構造を無視したトップダウン型の賠償デザインには、地元の被害感情との不一致やジェンダー等による不平等の問題が解消されないこと、自発的な和解を前提とすることで取り残される被害者の問題、同時並行する平和構築との一体性の問題等があげられます。こうした批判に対し新たに導入されつつあるのが、「変革的正義(transformative justice)」の概念です。国際刑事司法における変革的正義の実践は始まったばかりであり、その効果の検証はいまだ国内外においてもほとんど行われていません。そこで本研究プロジェクトでは、国際刑事司法における変革的正義概念の実践とその効果について検証することを目的とします。そのため、変革的正義概念および国際刑事裁判所(ICC)の被害者賠償制度に関する理論的研究と、ICCが長年取り組んできた被害者対応に関する事例研究を行っています。

本研究プロジェクトについて

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